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「マイクロスコープ」と「ラバーダム」を使った精密根管治療で変わること| 歯根の治療が何度しても再発する方へ

「神経の治療をして被せ物をしたのに、数年後にまた痛くなった」「根幹治療で何度も通っているのに、なかなか終わらない」
 
こういった経験をお持ちの方は少なくありません。

実は、根管治療(歯の神経・根の治療)は歯科治療の中でも特に難しい部類に入り、日本では再発率が高いとされています。

この記事では、その理由と、当院が取り組む「精密根管治療」で何が変わるかをお伝えします。
 
◯根管治療とは-どんな治療か
 
根管治療とは、虫歯や外傷などで歯の神経が死んだり、感染したりした場合に、根管(根の管)の中を清掃・消毒・密封する治療です。
 
根管の内部は非常に複雑な形状をしています。
1本の歯に複数の根管があることも多く、さらにその根管が細かく枝分かれしていたり、湾曲していたりします。
ここに感染した細菌や組織が残ると、再感染・再発の原因になります。
 
◯なぜ「治ったはずの歯」が再発するのか

理由①:肉眼の限界
一般的な根管治療は、肉眼もしくは拡大ルーペ(2〜4倍程度)で行われます。
根管の直径は0.2〜1mm程度と非常に細く、これを肉眼で完璧に清掃することには構造的な限界があります。
取り残した細菌が再び増殖し、再感染が起きます。
 
理由②:感染制御の不足
根管治療中は、口の中(唾液)の細菌が根管に侵入しないように遮断することが重要です。
ところが、適切な防湿処置(ラバーダム)なしに治療を行うと、治療しながら新たな細菌を根管に持ち込んでいる状態になります。
 
理由③:根管の見落とし
複雑な形状の根管を平面レントゲンだけで把握するには限界があります。治療されずに残された根管(見落とし根管)の中で細菌が増殖し、再発の原因になるケースも多くあります。
 
日本の保険制度では、
根管治療に充てられる時間・費用・材料に制約があります。
「安いから保険でいいや」と思いがちですが、再発を繰り返すと最終的に歯を失うリスクが高まります。
「歯を残す最後の手段」として、精密根管治療への投資を検討してほしいと思います。
 
◯マイクロスコープが変える「見える」治療
 
歯科用マイクロスコープは、歯を最大約30倍に拡大して観察・処置できる顕微鏡です。肉眼では到底見えない根管の細部を直接確認しながら治療することができます。

マイクロスコープ使用下での精密根管治療の成功率は、
通常の根管治療よりも高いと報告されています。
特に「再治療(一度治療した歯の再感染)」のケースでは、この差が大きく出ます。
 
◯ラバーダムが変える「清潔な」治療環境
 
ラバーダムとは、
治療する歯だけをゴム製のシートで囲って口腔内から隔離する器具です。
これにより、根管治療中に唾液(口腔内の細菌)が根管内に侵入することを物理的に遮断します。
 
☆ラバーダム使用のメリット
・根管内への唾液(細菌)侵入を防ぐ
・消毒薬(次亜塩素酸ナトリウムなど)の誤飲を防ぐ
・治療箇所が明確になり、誤操作を防ぐ
・患者さんが楽に口を開けていられる
 
実は、欧米の歯科大学ではラバーダム使用が根管治療の標準とされています。
一方で日本の保険診療ではラバーダムの保険点数が低く、時間と手間がかかるため、使用率が低いのが現状です。
「使いたいけど保険では採算が合わない」という問題があります。
 
当院では、精密根管治療においてラバーダムを必ず使用します。それが治療の質と成功率を守るための、譲れない基準です。
 
◯精密根管治療の流れと費用

⬛︎治療の主な流れ

①カウンセリング
②CT撮影による根管の3D形態把握
③治療開始※ラバーダム装着
マイクロスコープ下での
感染根管の清掃・拡大・形成
次亜塩素酸ナトリウム等による根管洗浄・消毒
根管充填(MTA・ガッタパーチャ等を使用)
④土台(コア)の作製・最終補綴物の装着
 
⬛︎費用の目安
精密根管治療:90,000〜150,000円程度(歯の種類・難易度による)
※保険の根管治療と異なり、1回あたりの治療時間を十分に取ります(60〜90分/回)
 
◯MYデンタルクリニックの精密根管治療

当院では、マイクロスコープ・ラバーダムを常設し、すべての精密根管治療に使用しています。
また、根管内の処置はCTデータと照合しながら行い、治療を実施しております。
「何をされているかわからない」という不安をなくすことも、当院が大切にしていることの1つです。

"天然歯に勝ることなし"
私の根管治療に対する第一の姿勢です。
インプラントなども大切な治療ですが、まず自分の歯を残せるなら残した方がいい。
そのための精密根管治療を、妥協せずに行いたいと思っています
 
◯まとめ-「歯を残す」ための最後の砦として

根管治療は地味に見えますが、「歯を残せるかどうか」を左右する非常に重要な治療です。保険の根管治療を繰り返しても改善しない方や抜歯を宣告されたという方は、一度ご相談ください。
精密根管治療で歯を残せるか患者様の状況等確認させていただきます。
 
※治療の可否・成功率は根管の状態や症例により異なります。
詳細は診察にてご確認ください。

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