キービジュアル

BLOG 症例ブログ・医療コラム

  1. 堺市北区・北花田・新金岡のインプラント・矯正・歯医者 MYデンタルクリニック ホーム
  2. ブログ
  3. 👶 治療の前にトレーニング。 子どもに“歯医者のトラウマ”を作らないための取り組み (堺市北区・MYデンタルクリニック)

👶 治療の前にトレーニング。 子どもに“歯医者のトラウマ”を作らないための取り組み (堺市北区・MYデンタルクリニック)

🪥 「うちの子、歯医者を怖がって泣いてしまって…」

そんなお悩みを抱える保護者の方はとても多いです。
過去に怖い経験をしたり、初めての治療で泣いてしまうと、それが**“歯医者=怖い場所”という記憶(トラウマ)**として残ってしまいます。

当院では、子どもが安心して通えるように、治療の前にトレーニング期間を設けることを大切にしています。


🌈 トレーニングとは?

いきなり治療をせず、器具や雰囲気に慣れる練習から始める方法です。
たとえば——

  • イスを倒す練習

  • お口を開ける練習

  • ミラーを入れてみる

  • バキューム(吸う器械)で遊んでみる

  • 水や風を出して触ってみる

子ども自身が「怖くない」「楽しい」「できた!」と感じることを積み重ね、
“成功体験”として歯科を記憶させるのが目的です。


💡 なぜトレーニングが大事なの?

脳の記憶には「快(楽しい)」と「不快(怖い)」の2つの経路があります。
歯医者に対して“不快な記憶”ができてしまうと、次の来院が難しくなります。

逆に、
「前もできた」「先生が優しかった」「楽しかった」
という“快の記憶”をつくると、治療への協力度が格段に上がります。

この心理的アプローチを、**TSD法(Tell–Show–Do)**と呼びます。

  • Tell(説明):これから何をするか伝える

  • Show(見せる):器具や動きを実際に見せる

  • Do(行う):実際にやってみる

MYデンタルクリニックでは、このTSD法を全スタッフが共通理解し、
どの子にも無理なくステップアップできるようにしています。


👩‍⚕️ 当院でのステップアップの流れ

段階内容目的
① はじめましての日お口の中を見せる・イスを倒してみる「怖くない」と感じてもらう
② 練習の日バキュームやエアーで遊ぶ音や感触に慣れる
③ 治療スタート必要に応じてフッ素塗布・虫歯治療「できた!」の達成体験を作る

この流れを経てから治療を行うことで、泣かずにできる子がぐんと増えます。


🧸 トラウマを作らないための工夫

  • 最初の体験を“成功体験”にする

  • 無理に押さえつけない(行動抑制は極力避ける)

  • 担当衛生士・歯科医師が固定で信頼関係を築く

  • 親御さんにも声かけのコツを共有(「がんばれ」より「すごいね!」)


💬 よくある質問

Q:何回くらいトレーニングが必要ですか?
A:お子さんの性格によりますが、1〜3回ほどで慣れてくれるケースが多いです。

Q:その間に虫歯が進行しませんか?
A:痛みがある場合は応急処置を行いながら、段階的に治療に進みます。
“怖くない歯医者”としての信頼を築くことが、長期的には最良の治療です。


🏥 まとめ

子どもの歯科治療でいちばん大切なのは、**痛みを取ることではなく、「歯医者を嫌いにさせないこと」**です。
MYデンタルクリニックでは、治療トレーニングを通じて、
子どもたちが安心して通える環境を整えています。

ご相談をご希望される方は、こちらをクリックください。

人気のある記事