👶 永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない？二重歯列の原因と受診の目安｜堺市北区 MYデンタルクリニック
🦷 永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない
「下の前歯の後ろから大人の歯が生えてきたけど、乳歯が残っている…」
そんなご相談を多くいただきます。
この状態は**“二重歯列（にじゅうしれつ）”**と呼ばれ、特に下の前歯ではよく見られる生え変わりの一過性の現象です。
多くの場合、しばらくすると自然に乳歯が抜け、歯並びも整います。
🔍 どうして歯が抜けないの？
歯が抜けるときには、下から生えてくる永久歯の圧力が乳歯の根を溶かすことで自然に抜け落ちます。
しかし、以下のような原因で抜けにくくなることがあります。
① 永久歯の生える位置がずれている
下から生えてくる方向がずれていると、乳歯の根が十分に吸収されずに残ります。
→ 歯列が重なって見える場合は要注意です。
② 生え変わりの時期が遅れている
個人差がありますが、6〜12歳の間で順番に生え変わります。
生え変わりが半年以上左右で差がある場合や、12歳を過ぎても乳歯が残っている場合は受診をおすすめします。
③ 乳歯の根が残っている
過去の虫歯や外傷で歯の根が吸収されにくくなっているケースもあります。
レントゲン検査で根の形を確認することが大切です。
🧒 受診の目安
次のような場合は歯科での確認が必要です。
永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない
左右の生え変わりの時期に6ヶ月以上の差がある
歯ぐきが腫れて痛みを伴う
12歳を過ぎても乳歯が残っている
🔬 MYデンタルクリニックの小児対応
当院では、拡大鏡を用いた丁寧な診察で歯ぐきや永久歯の位置を確認し、
必要に応じてレントゲン撮影で永久歯の位置や向きを評価します。
無理に抜かず、自然に抜けるのを待つケース
麻酔を使って安全に乳歯を抜くケース
永久歯の萌出方向を整えるための経過観察
それぞれのお子さんの成長に合わせて対応します。
🪥 ご家庭でできるサポート
グラグラしてきた乳歯は無理に引っ張らない
歯ぐきを清潔に保ち、出血しても軽くうがい程度に
生え変わり時期に歯列の変化をよく観察する
🏥 まとめ
子どもの歯が抜けないのは、ほとんどが一時的な成長の過程ですが、
生える位置やタイミングによっては歯並びに影響が出ることもあります。
堺市北区のMYデンタルクリニックでは、
お子さんの成長段階に合わせた優しい診察で、
必要に応じて抜歯や経過観察を行っています。