インプラントとブリッジ、どちらを選ぶ?違い・メリット・選び方を歯科医が解説|堺市北区 MYデンタルクリニック

歯を失ったとき、
「インプラントとブリッジ、どちらがいいのでしょうか?」
この質問は、歯科医院で非常によくいただきます。
どちらも**欠損補綴(けっそんほてつ)**と呼ばれる、失った歯を補う治療法ですが、治療の考え方や周囲の歯への影響は大きく異なります。
この記事では、堺市北区の歯科医として、インプラントとブリッジの違い、メリット・デメリット、治療法の選び方について解説します。
インプラントとブリッジの基本的な違い
| 比較項目 | インプラント | ブリッジ |
|---|---|---|
| 支えとなるもの | 顎の骨に埋め込む人工歯根 | 両隣の歯を削って支えにする |
| 対応できる欠損 | 1本〜多数 | 主に1〜2本 |
| 寿命の目安 | 10〜20年以上(管理状況による) | 約7〜10年 |
| 周囲の歯への影響 | ほとんどなし | 健康な歯を削る必要あり |
| 見た目 | 非常に自然 | 材質により差がある |
| 費用の目安 | 1本35〜50万円前後 | 保険適用で数万円〜 |
※寿命や費用はあくまで目安であり、口腔環境や管理状況によって異なります。
インプラントの特徴とメリット
インプラント治療は、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。
一般的に、次のような特徴があります。
周囲の健康な歯を削らずに治療できる
噛む力が骨に直接伝わり、安定しやすい
見た目が自然で違和感が少ない
適切なメンテナンスで長期使用が期待できる
また、噛む刺激が顎の骨に伝わるため、骨が痩せにくい傾向があることも特徴のひとつです。
ブリッジの特徴とメリット
ブリッジは、失った歯の両隣を削って土台にし、橋をかけるように人工歯を装着する治療法です。
保険が適用されるケースも多く、比較的短期間で治療が完了します。
主な利点は以下の通りです。
保険診療で対応できる場合がある
外科手術が不要
比較的早く噛める状態を回復できる
一方で、支えとなる歯への負担が大きくなる点には注意が必要です。
それぞれの注意点とデメリット
インプラントの注意点
外科手術が必要
骨の量や全身状態によって適応できない場合がある
保険適用外(自費診療)
定期的なメンテナンスが欠かせない
ブリッジの注意点
健康な歯を削る必要がある
支えの歯に負担が集中しやすい
清掃が難しく、むし歯や歯周病のリスクが上がることがある
治療法の選び方|どちらが向いている?
どちらが適しているかは、
口腔内の状態・骨の量・噛み合わせ・年齢・生活習慣などによって異なります。
MYデンタルクリニック・松永歯科医院では、歯科用CTを用いた検査を行い、
顎の骨の量・厚み
噛み合わせのバランス
清掃性や将来的なメンテナンス性
を総合的に評価した上で、治療法をご提案しています。
インプラントとブリッジ、どちらが長持ちする?
海外の報告では、インプラントの10年生存率は約95%以上とされています。
一方、ブリッジは7〜10年程度で再治療が必要になるケースも多く、支えとなる歯の状態に左右されやすい傾向があります。
初期費用だけでなく、将来的な再治療の可能性も含めて検討することが重要です。
まとめ|長期的な視点での治療選択を
インプラントとブリッジには、それぞれ利点と注意点があります。
大切なのは、「今すぐ治す」ことだけでなく、10年後・20年後の口腔環境を見据えることです。
堺市北区で、インプラントとブリッジの選択に迷われている方は、
MYデンタルクリニック・松永歯科医院へご相談ください。
精密検査と丁寧なカウンセリングをもとに、納得できる治療方法をご提案します。



















