インプラントは失敗する?原因と再治療の方法を歯科医が解説|MYデンタルクリニック・松永歯科医院

インプラントは失敗する?原因と再治療の方法を歯科医が解説
インプラント治療は「歯を失ったところに人工の歯根を埋め込み、再び噛む力を取り戻す」治療法です。
成功率は高く、10年以上の長期成功率が95〜97%といわれています。
しかし、どんなに優れた治療でも100%ではありません。
「インプラントがぐらつく」「痛みや腫れが長引く」といったトラブルが起こることもあります。
インプラントが失敗する主な原因
① 骨との結合がうまくいかない
インプラントは、手術後に「骨としっかり結合(オッセオインテグレーション)」することで安定します。
しかし、骨の量が少なかったり、喫煙や糖尿病などで治癒力が低下していると、結合が不十分になり、インプラントが動いてしまうことがあります。
② 術前診断や埋入位置の誤差
CT撮影やシミュレーションを十分に行わずに手術すると、神経・血管に近すぎたり、骨の薄い部分に埋め込んでしまうことがあります。
これにより、痛み・炎症・脱落といった問題が起こることも。
③ メンテナンス不足
治療後の定期的な清掃・メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎(歯周病のような炎症)が起こり、骨が溶けてインプラントが支えられなくなるケースもあります。
④ 噛み合わせの不調和
上部構造(被せ物)の高さや力の分散が適切でないと、咬合力が一点に集中し、ネジの緩みや骨吸収を引き起こすことがあります。
当院が行う「失敗を防ぐための取り組み」
CTによる3D診断とガイドサージェリーでの正確な埋入
マイクロスコープを用いた低侵襲な手術
極細針+表面麻酔で痛みを最小限に
静脈内鎮静法でリラックスした状態での手術も可能
術後の定期検診とクリーニングで長期安定をサポート
これらを徹底することで、術後トラブルを最小限にし、長期間快適に使えるインプラント治療を提供しています。
もしトラブルが起きてしまったら
当院では、他院で行われたインプラントの再評価・再治療にも対応しています。
CT撮影で現状を詳しく確認し、必要に応じて
再埋入(再手術)
骨造成(GBR)
周囲炎の改善処置
などを行います。
「痛みが続く」「違和感が取れない」「歯ぐきが腫れてきた」などの症状がある方は、早めの診察をおすすめします。
まとめ:成功の鍵は「診断・技術・メンテナンス」
インプラント治療は決して怖いものではありません。
確かな診断と丁寧な技術、そして治療後のケアを怠らなければ、長く快適に使い続けられる治療です。
堺市北区でインプラント治療をお考えの方へ
MYデンタルクリニック・松永歯科医院では、CT診断から静脈内鎮静法まで、
痛みや不安を最小限にした“安心のインプラント治療”を行っています。
まずは検査・カウンセリングだけでもお気軽にご相談ください。



















